氷河ツララ
人造人間 女性 10代(見た目年齢) 「わたし」
とある地下の研究所で作られた、化物の器になる為だけに産まれたホムンクルス。
血の通わない真っ白な肌と呪術を使う為だけの腕、力を制御する為の機械的な杖が
彼女を彼女たらしめる証になっている。
▶詳細なストーリー
凍てついた森の奥の研究所で、一人の女性型ホムンクルスが産まれた。
彼女は研究所で産まれ、「大妖怪」と呼ばれる怪異に捧げる為の命として作られた。
しかし彼女は生贄になる事を拒否。研究者は反抗した彼女を廃棄所へ捨てた。
廃棄所でただ死ぬために余生を過ごすホムンクルス。
そんな中とある人間の女が彼女のもとへ訪れるようになった。
美しい世界を見てきたと話す女と接するうちに、もっとこの世界を知りたいと思う彼女。
そんな時に、研究者が女を捉えにやってきた。
女は彼女を逃がすため、龍の姿になり研究者達と激しい闘いを始めた。
命からがら逃げつつホムンクルスは街へたどり着き、ここで過ごすことを決意する。
自分が生きている事を知りたい、あの人のように綺麗な世界を見てみたいと。
そしてホムンクルスは、女の名乗った名前からとって自分の名前を『ツララ』と名乗った。
まさかあの女こそ、自分が捧げられる予定だった怪異とは知らぬまま――