スカイリムは人生の中でもトップクラスに好きなゲームだが、それは愛やLikeではなく第二の人生、第二の故郷という意味での自然体な「好き」である。
そんなSwitch版合わせ170時間(まだまだだね)遊んでいるスカイリムですが、地味に一連の流れがある大型クエストは一つも終えたことがないので重い腰を上げてやることにしました
大型クエスト・闇の一党(暗殺ギルド)に関わる記事です。ネタバレ防止用画像。ホワイトランの景色。
話の都合上ミイラのアップ、焼死体のスクショが出たりするのでグロ耐性のない人は見ない方がいい。
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このデータの主人公Falrrilは「あらゆるクエストをクリアする」目的で作った主人公なので将来的に「ドラゴンボーンで帝国軍で同胞団のリーダーで吸血鬼退治で実績を残したシシス万歳」になるノルドの男だ。
この記事はプレイヤーである私からの解釈も多いので、「スカイリムの主人公」「淡々と事実を書く」ではなく「Falriil」として一連の流れを書こうと思う。
闇の一党の物語は、ウインドヘルムの街で闇の一党を呼び出す儀式「黒き聖餐」を行っていたアレティノ少年の願いを聞き入れるところから始まる。
アレティノ少年はリフテンにあるオナーホール(Honorhall、栄誉の館的な意味)孤児院の院長である「親切者のグレロット」に虐待されて逃げ出したと話し、グレロットを暗殺組織である闇の一党に殺してもらうために「黒き聖餐」を行っていた。
ちなみに黒き聖餐をすると、「夜母」というミイラが一党のリーダーである「聞こえし者」へ暗殺の依頼が入ったと伝えるのだが、現状スカイリムの…というよりこの世界タムリエル大陸の闇の一党に「聞こえし者」は存在しない。
故にアレティノ少年の行った黒き聖餐は闇の一党に伝わっていなのだ。
主人公は…というよりこのデータのプレイヤーであるFalriilは、アレティノ少年にとっては闇の一党の暗殺者だと確信していたのだろう。
もれなくスカイリム中に「リフテン孤児院の院長が、闇の一党によって殺された」噂は広まった。しかし、本物の闇の一党は黙っていられなかった。本当に闇の一党が殺したわけではなく、その実績はFalriilが横取りしたのだから。
ホワイトランの宿屋で一休みしていたのだが、闇の一党の何者かによって拉致されていたようだ。
闇の一党のリーダーである「アストリッド」が、手柄を横取りされたのを怒りつつも、闇の一党に入ってみないか?とスカウトしに来たのだ。
スカウト訓練として、拉致された小屋内に3人の「死を望まれた者」が集まり、誰かを殺すことになった。ちなみに全員殺してもOK。
見事な殺しの手柄を認めたアストリッドに、闇の一党の本拠地に入るための合言葉を教えてもらい、Falriilは闇の一党本拠地へ入るのでした。
ちなみにここでアストリッドを殺すと全く別のルートに入りますが今回は闇の一党ルートなのでもちろん生存で。
闇の一党にはすぐに歓迎され家族として迎え入れられ、Falriilの手柄を認めたのかだんだん仲間意識が深まっていき、暗殺依頼の前にアドバイスをもらったりする仲になっていきました。
魔法を極めすぎて居場所がなくなった元教師、難民であるダークエルフ、狼男、暗殺依頼のまとめ役、合法ロリの吸血鬼、生まれた頃から暗殺者などここはスカイリムで生きるのが難しそうなワケアリの人が非常に多く
暗殺組織というよりは「家族という仲間意識」が強い非常にフレンドリーな場所です。
実際、ここの信条は「家族」のようで、皆も家族だと関わってくれます。
しかし、この闇の一党、大体15年ぐらい先述した「聞こえし者」が現れておらず、アストリッドは闇の一党に課せられた戒律を破ってたりします。破りでもしないと闇の一党は存続できなかったし、なにより壊滅まであと一歩な段階。
そんな闇の一党に、はるばる遠くから「夜母」を運んできた男・シセロが新しく入ってきました。
シセロはFalriilのことを知っている様子だが、Falriilもシセロのことを知っている。
彼はホワイトランはずれの農園の前で、「なにか」を運ぶための車輪がぶっ壊れて困っている男だった。
↑これ。シセロもこちらのことを覚えてくれていたようだ。
シセロは夜母を連れて闇の一党に入ってきた。
シセロは昔別地域の闇の一党にいた者であり、闇の一党の伝統を重んじる男である。
しかし、アストリッドは伝統を重んじるシセロが新しく入ってきたことを危機に思っていた。この闇の一党は生き残るために伝統から程遠くなったから。
その上シセロは独り言が激しく、アストリッドは「スパイでも入ってきていないか」と不安がり、Falriilに「夜母のいる棺桶にでも入って盗み疑義してくれ」と話してきた。
まあそんなことから主人公は棺桶に入ったのだが…
なんと、夜母が話しかけてきた。なんということだ。Falriil(SKYRIMの主人公)こそが聞こえし者だったのだ。
その後シセロから何やってるんだー!!と怒られるものの、夜母から言われた言葉を告げると、聞こえし者の誕生に非常に喜んでくれた。
世界に13年ぶりに聞こえし者が帰ってきたのだ。
ここからどんどん話の規模が大きくなっていく。現皇帝のいとこであるヴィットリア・ヴィキの結婚式中の暗殺を命じられたり、皇帝警備長に先述の暗殺計画があったかのように偽装工作したりとめっちゃ話のスケールが大きくなっていく。
そしてついに、夜母を通じ、非常に大きな依頼が舞い込んできた。
タムリエル現皇帝タイタス・ミード二世の暗殺依頼である。
3桁年ぶりの大きな仕事が入り込み、アストリッドはごきげんだ。
…しかし、アストリッドは同時に焦っていたのだろう。
個人的な仲間サークルのノリでやっていた闇の一党に、本物の暗殺者である聞こえし者と、夜母を守りし者シセロが入り込んできた。
このままでは闇の一党が、家族が壊れてしまうと焦ったのか、アストリッドはシセロの想いを強烈にDisりシセロは居ても立っても居られず手を出してしまった。
シセロの手からアストリッドを守ろうとした負傷者も出てしまった大事件だが、シセロを憐れむ者もいた。
シセロとアストリッドの夫アーンビョルンは、ドーンスターにある、現在は滅んだ第二の闇の一党アジトに走っていった。
アストリッドは「シセロが自分を殺そうとしてきたからシセロを殺せ」っていうが、どう考えても家族をDisったアストリッドが悪いだろ!
この前にFalriilはシセロの書いた日記を見つけていた。
シセロは前の闇の一党が滅んでしまい、かつ聞こえし者が長期不在の状態が続き、精神を病んでしまい狂ってしまったのだ。
その前は暗殺者・奪いし者として働いていたのだが、そこの闇の一党の規模が小さくなっていた為か夜母を守るための役割である「守りし者」に任命されていた。
この段階で病みそうになっていたものだが、奪いし者として最後に殺した道化師の笑い声が酷く頭にこびりついていたらしく、自分も道化師になることを選んだ。と自分は解釈した。
笑ってでもないと、おかしな道化師でも演じてないと、メンタルが完全崩壊しちゃうところなのだろう。
日記の内容は非常に痛々しいものであり、夜母への無償の愛として働き続けたシセロの精神的な疲弊を感じた。
妻を傷つけられて大変怒っているアーンビョルン。狼男である彼の戦闘力は高いはずなのだが血を流して倒れている。シセロの戦闘力は非常に高いようだ。
ドーンスター聖域の奥へ逃げたシセロを捕まえた。
アストリッドからはシセロを殺せと命じられていた。
シセロを生かすか殺すかの選択を突きつけられたものの、こんなに努力していて立派なシセロを殺せるわけ無いだろうと殺さなかった。
アストリッドへ嘘をつくことにしたが、シセロを殺したくはなかった。
そしてついに、皇帝暗殺へ手をかけることになる。
皇帝がいる部屋は密室なのだが、アストリッドは警備が薄くなるよう手配してくれているそうなので暗殺ミッションは無事に終わるだろうと向かうことになった。
暗殺方法は、皇帝が口にするスープへ猛毒である「ジャリンの根」を混ぜるという遠回りでまどろっこしく遠くから弓で射ったほうが早いんじゃねと思われるもの。
そのためにも厨房へ侵入する方法を探すことに。
ジャリンの根、それはとんでもない猛毒持ちの薬の材料である。栽培MODや入手増加MODを入れている人は、何度かコレで薬を作って「絶対毒で殺す薬」を制作したんじゃないだろうか。
素で食っても大ダメージ。
スープに毒を混ぜるために、その日皇帝の口にするスープを作る「美食家」になりすませというミッションが入り、少々遠回りとお使いクエストが挟まれたが無事美食家になりすまし、更に美食家が持っていた通行許可証も剥ぎ取り、無事厨房へ侵入した。
特別なスープ「ポタージュ・ル・マグニフィーク」作りに参加するFalriil。
材料はチキンブイヨン、ビーフブイヨン、バターに小麦粉、ニンジンタマネギ塩コショウ、隠し味の蜂蜜酒。
だがここ、何故か本来の材料に代わる選択肢が選べる。
お菓子であるスイートロール、薬の材料である吸血鬼の遺灰はまだしも、なんとセプティム金貨を料理へ入れることが出来る。
Falriil…というか全プレイヤーは壊滅的にメチャクチャなセンスの料理を作ったたんじゃないか。
こんな料理、ジャリンの根を入れなくても皇帝は死ぬんじゃないか?
ま~なんやかんやあって皇帝がスープを口にして死んだ後、アストリッドが用意してくれた出口から逃げることにしたのだが…
なんと、そこにはマロ指揮官(前のクエストで皇帝殺害偽装工作+暗殺したガイアス・マロの父)がいた。
マロ指揮官はあの皇帝は影武者であることと、闇の一党の何者かがFalriilを裏切り罠にはめたことを語った。
この道を用意してくれたのはアストリッドだ。
裏切り者とは、アストリッドのことである。
そしてアストリッドは、息子を殺したFalriilを始末していい代わり闇の一党には手を出さないでくれ、と契約を交わしていたのだ。
しかし、マロ指揮官も同時にこの契約を裏切った。今頃一部の兵が闇の一党本拠地へ向かい、けちょんけちょんに荒らすと伝えやがった。裏切りが多い!
大急ぎで本拠地へ向かうも、アジトは放火され荒らされまくっていた。
酷い勢いでアジトは燃やされていた。アーンビョルンが目の前で殺された場面にショックを受けた。
折角自分を認めてくれていた者達が目の前でひどい目に合っている。
そんな中、二人の生き残りを見つけた。
今まで暗殺後に報告をしていたレッドガードの男ナジルと、見た目が少女のまま止まった吸血鬼のバベットである。
二人は無事であり、ナジル、バベットとともに脱出をすることに。
天井が落ちて危機を覚える中、夜母が話しかけたためFalriilは棺桶の中に入り避難。夜母はアジトのなかにまだアストリッドがいることを伝えた。
その後火を消化したナジル、バベットとともにアストリッドを探すことに。
アストリッドを見つけたものの、彼女は酷い火傷を負っていた。そして、彼女は黒き聖餐を行うための儀式を、自分の肉体で成し遂げようとしていた。
――黒き聖餐を行うには、とある供物、蝋燭、そして「人に見立てた肉(人肉でも可)」が必要である。アストリッドはまさに、自分を黒き聖餐用の肉にし、罪を償いあの世へ逝こうとしていた。
アストリッドはFalriilを裏切った。
焦りがあったのだろう。ごっこ遊びの家族である闇の一党へ、本物が来てしまったから。
居心地の良い場所が変わってしまうことを恐れたのだろう。
そして自分の持つダガーで、己を刺し、黒き聖餐を完了させることを願った。
Falriilとして複雑な感情だったが、ここまで死ぬ間際だともう助からないだろうとわかっていた。
アストリッドがいないと闇の一党はもっと早く潰れていただろうし。今までの環境を大事に思うというのも理解できる。
せめて安らかに逝けと、アストリッドのダガーで彼女を刺し、無事に黒き聖餐を終わらせた。
裏切られたというのに夜母は彼女の魂が安らかになるかを考えていた。なんと慈悲深い…
しかし夜母は「まだ皇帝暗殺の契約は続いている」と告げた。
契約を果たすためにも、皇帝は殺さなければならない。
彼がスカイリムからシロディールへ戻るための船へ乗り込み、皇帝を暗殺する事になった。
船へ乗り込み皇帝を見つけるも、皇帝は何一つ抵抗しない。
タイタス・ミード二世は、戦争で参加した国々を捨てアルドメリ自治領へ国を売り渡す計画を建てていた。シロディールのみの平和を守るためだろうか。
非常に複雑で繊細なバランスであり、かろうじて成り立っているこの世界に起こった戦争の停戦の持ちかけである「ノルドの神タロスの信仰禁止」で混乱させた。
自分の部下に暗殺依頼を出されるということは相当無能だったのだろうか?次の政界を考えてから依頼するとか、闇の一党ではなく別の方法で殺せばよかったのではないか?
退位させる手もあると思うし
しかも皇帝は自身の暗殺を依頼した男を逆に殺してくれと伝えた。おいおい、そんな裏切り者は公衆の目の前で処刑したほうがいいんじゃないか。
今のこの世界で皇帝を殺すということは非常にリスキーである。確実に世界は混乱する。というか現在進行系で内乱は起きている。
それでも皇帝は抵抗しなかった。自分が死ぬとわかっていた。だめな政策をしたのもわかってるんだろうか。
無事に皇帝を殺したあと、ファルクリースからドーンスターへ引っ越した闇の一党メンバー。ドーンスターのアジトで外の空気を吸いに行くと、そこにはシセロがいた!
シセロもひょっこり生き延びて、再び闇の一党に加入した。
ここでシセロを従者として連れ回せるようになる。
右端に居るスクショしかなかった。メチャクチャおしゃべりでうるさい。
そしてFalriilは夜母から新たなお告げを受け、新生闇の一党はこれから復活していくのであった…
ということで闇の一党クエストをクリアした。
ここまで5500字超え…?自分は小説でも書いているのか?
メインクエストに比べたら遥かに短いクエストであり、途中でメチャクチャクエストの内容を端折って書いたのだがそれでもこんな長い字の日記になるとは驚きだ。
さすがスカイリム、語ると一冊の本ができるほど濃厚で作り込まれているが、一個のギルドクエストで短編小説レベルになるとは…
従者を10人まで連れ歩けるMODを入れているため、シセロとリディアを入れた旅になることに。
リディアさんを最初から最後まで連れ回して戦闘に参加させることになった。
リディアさんはSkyrimの中でもやや中立(帝国寄り)なホワイトランの街出身の従者なのでロールプレイで連れ回す従者としてはメチャクチャ無しだが
低レベルのまま攻略したのでリディアさんがいなかったらこの聞こえし者はスパスパやられていたと思う。
ホワイトラン付近に家MODを入れているんでそこで休むことにしよう。
皇帝暗殺の罰金も無事払ったし(1500ゴールド。安い…)釈放された。
今のホワイトランの夜の静寂は、我々を包んでくれるだろう。お腹いっぱいの蜂蜜酒もあるぞ!